【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、申し込み編

お金がキツくて闇金サイトに申し込んでしまった

被害内容:
■月●日(1日目)

派遣社員としてギリギリの生活をしていたが実母の病院代が足りず、すぐに融資できるキャッシング会社がないかスマホで検索していたところ、ブラックでも借入ができるというサイトを見つけ申し込む。申し込みをすると程なくして女性から電話がかかる。

女性「この度はお申込みありがとうございました。仮審査を通過致しましたのでご連絡差し上げました。本審査を前にいくつかご質問させていただきたいことがあるのですが、今お時間大丈夫でしょうか?」

被害者「はい、問題ありません。よろしくお願いします。」

女性「はい、ではまず勤務先を教えていただけますか?」

被害者はこの時に、勤務先名、勤務先電話番号、勤務先住所を聞き出されている。派遣社員であることから現在派遣されている会社名及び派遣元会社の詳細を伝えている。さらに、緊急連絡先と言うことで実家の連絡先電話番号と2才年上の兄の携帯電話番号も同時に伝えている。この事が後々問題になってくる。

女性「長い時間ありがとうございました。これで必要情報はすべて頂きましたので本審査にかかります。追って融資担当者からお電話があると思いますので詳しくは担当にお聞き下さい。では失礼いたします。」

電話先の女性の対応はとても親切で特に不信感を持つような話し方ではなかったとのこと。

被害者は5年前に自己破産をしており通常の金融会社で借入する事が出来ないと思い大手消費者金融に申込をせずネットで借りることができそうなキャッシング会社を探して申し込みをしてた。そのため他で見たことが無いキャッシングサイトを見たとき若干の不安を抱えていたことが相談から明らかになっている。しかしながら、申し込み後にかかってきた電話の相手が女性であった事、丁寧な受け答えに当初感じた不安は勘違いであったと誤認してしまった。

1時間ほど経過した頃、未登録の番号から入電。

 

ササキ「●●さんでいらっしゃいますか?お世話になります、ササキと申します。この度は本審査通過のお電話と融資までのご説明のため融資実行担当である私からお電話致しました次第です。」

ササキ「さてご融資の件ですが、融資にあたり保証人を1名お願いしたいのですが問題ございませんでしょうか?」

サイト上には無担保・無保証と記載してあったのを確認してから申込をしているため事実と異なることを言われ質問をしている。

被害者「え?たしか保証人とか担保は必要無いってサイトに書いてあったと思うんですけど必要なんでしょうか?」

ササキ「ええ、原則的には必要ありません。ただ、●●さんの場合、信用情報機関でブラックリストにのってしまっているのでそのままでは融資することが出来ないのです。何かお心当たりはございますでしょうか?」

真っ先に5年前の自己破産を思い出しそのことをササキに告げている。

ササキ「やっぱりそうですよね、それも信用情報にのってます。従って当社としては保証人を付けていただかないと融資が難しいのです。

 

・・ただし!

今回については当社もキャンペーンを行っており、より多くの皆様にご融資したいと言う方針でありますので審査基準を大きく緩和してお手伝いさせていただいております。ついては保証人がご用意出来ない場合でもこれからご説明する方法でご融資可能になります。

保証人が必要と言われその直後に保証人が必要無い方法があると言われたことで融資への希望がつながったと安堵してしまい判断能力がマヒしてしまったとは本人の談。そこへササキは淡々とどうするかを提案をしてきた。

 

ササキ「●●さんは信用情報機関でブラックになっているためその情報を回復する必要があります。そのためには返済履歴を作って情報機関の信用を回復する必要があるのです。まず、私から●●さんに1万円を振り込みますので、確認したら明日、3万円を振込んでください。これで履歴が更新されるので融資ができるようになります。」

ササキ「それとその期間内に他の金融会社などには決して申し込みをしないでください。電話もダメです。そうすると情報がまわってしまい融資ができなくなってしまいます」

こう言われた被害者のところへ5000円の振り込みがあったと言う。そして言われたとおりに誰にも相談せずに1週間後を迎えた。

 

翌日、

ササキ「●●さん今日が返済履歴を作る日なのでATMかコンビニに着いたらお電話ください。振込口座をご連絡しますので。ちなみに今日は何時ごろお電話いただけますか?」

全く疑うことも無く、正午過ぎにコンビニに行けると答え、正午過ぎにコンビニ前から電話をする被害者

被害者「今、コンビニの前にいます。3万円振り込んだら融資してもらえるんですよね?」

ササキ「もちろんですよ!私の言っていることが信用できないんですか?それなら融資をヤメてもいいんですが、今ヤメたらキャンセル料がかかりますよ?どうしますか?ヤメますか?」

被害者「いえ、すみません、融資お願いします。そしたら振り込み口座を教えてもらえますか?」

ササキ「わかりました。びっくりしましたよ●●さんは、言う時は言う方なんだと思いました。では口座ですが、

 

×××銀行××支店
普通口座
4*****
個人名

 

です。では振り込んだらまたお電話下さい。」

この時教えられた口座の名義人が個人名だったことに違和感を覚えたが、少しでも口応えすると感情的になるかもしれないと、質問したい願望を押し殺して言われた口座に振込みをする。

被害者「いま、振り込みが終わりました。融資はいつごろですか?」

ササキ「ありがとうございます。返済履歴が反映されるまで1日かかるので反映したらすぐに融資しますから少し待って下さい。では、準備が整ったらまたお電話します。」

 

これで融資されると思っていたため振り込み用紙などは捨ててしまい、融資連絡を待っていた被害者に連絡があったのは翌日の朝10時過ぎだったという。



 

■月●日(2日目)

ササキ「おはようございますササキです。●●さん今日はちょとお話があってお電話致しました。」

被害者「はい、融資ができないとかそういう話ですか?」

ササキ「いえいえいえいえ、そういうことではないんです。実は今日の朝の会議で社長から貸付について信用調査をしっかりするようにと言われてしまったんです。●●さんはブラックなので社長に、このままでは信用が足らないから融資は難しいと伝えろ、と言われてしまったんです。。。」

被害者「はぁ。それじゃやっぱり・・・」

ササキ「いえ、だから話は最後まで聞いてください。ただ、私も貸付ノルマがあるので●●さんに借りてもらわないと自分の成績が下がってしまうんで社長に泣きついたんですよ。そしたら社長から、返済履歴がしっかりしてれば貸してもいい、と条件もらったんです。だから●●さん安心して下さい。融資はちゃんと出来ますから。でも返済履歴をもう少し作らないとダメになってしまったので、それで申し訳なくてお電話したんです。」

被害者「でももうお金ありませんからそれだったらキャンセルにして下さい」

ササキ「●●さん、今キャンセルしてしまうともったいないですよ。ここでキャンセルするとキャンセルとかにかかる手続き料が発生してるので損してしまいますよ?いいんですか?融資無くなっても?」

被害者「でも、もう本当にお金無いんでこれ以上先に払ってと言われてもムリです。それにキャンセル料がかかるって最初に言われてませんし・・・」

ササキ「え?●●さん私最初に言いましたよ、キャンセルの場合はキャンセル費がかかるって。聞いていなかったんですか?ここでキャンセルすると当社で作業した料金とかで5万円かかりますがいいんですか?そんなことするよりもあと少し返済履歴を作れば融資できるんですよ?」

被害者「ええ、でも本当にお金無いんです。だからこれ以上は。。」

ササキ「●●さん、お兄さんいますよね?お兄さんに少しだけ借りられないですか?ここを頑張れば融資が待ってるんです。私も社長に掛け合って条件もらってるんで、一緒に頑張って融資を受けましょう!

被害者「いや、兄は無理です。兄に借りられるくらいなら最初から借りてますし・・」

ササキ「ではキャンセルということですね?それであれば5万円ですが本日払って下さい」

被害者「え?いくらなんでも今日は」

 

ササキ「はぁ?●●さん!さっきからワガママすぎじゃないですか?」

ササキの声色が変わり声が大きくなった。

 

>>【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、返済とキャンセル費編 へつづく

 

※個人が特定出来ないよう名称・内容を一部変更しております。

◆闇金体験談;
「返済履歴が出来たら貸す」
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2.返済とキャンセル費編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、返済とキャンセル費編

3.取り立て編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、取り立て編

4.追い込み編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、追い込み編

5.闇金解決編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、闇金解決編

6.弁護士編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、弁護士選択編

7.解決後日談

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、解決後日談

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1.申し込み編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、申し込み編

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