携帯電話詐欺の対応方法、電話を買わされる前

ある被害者さんから貴重なご指摘を頂きました。
「携帯電話を買わされてしまった時の対応方法がわかるような情報は無いのですか？」

当サイトは詐欺被害の未然防止を掲げているため相手の手口について最新情報を提供することを主眼とした記事の更新を行ってまいりました。
ご相談者さんの事後対応というご指摘にスタッフ一同、頭をガツンとされた気持ちです。

そこで今回から数回に渡り闇金被害に遭われてしまった方への対応方法を告知していこうと思います。しかしながら闇金業者もこのページを閲覧していることを把握しておりますので業者のマニュアルに利用されない範囲での公開となります。
より詳しい対応方法を確認されたい方は無料相談までお電話下さい。相談員から具体的なアドバイスをお話させていただきます。

・闇金業者から携帯ショップに行けと言われた

携帯詐欺業者が行う詐欺勧誘の入口はまっとうに聞こえる理由付けをして携帯ショップに行かせることにあります。この段階での彼らの発言には一定の規則性があります。その発言を知ることが大切です。
「信用情報機関でブラックになっているので一般的な金融業者では借入れはできないが、自分たちは独自審査を行っているので融資できる。ただそのためにはいくつかやってもらいたいことがある」
「携帯電話の審査をしてもらえれば情報が更新されるので融資することができる。買えなくてもよいので携帯ショップに行ってもらいたい」
【おぼえること】
信用情報とはそれまでの過去履歴であり未来を変えることはできません、そのことを理解していればこの段階で被害を食い止めることができます。

→携帯ショップへ誘導する業者の罠

最近の携帯電話買取業者は携帯電話の審査ということばを使っており、まず先に携帯ショップに行かせようとします。
これには意味があり、最初の勧誘で全てを話してしまうと被害者さんがネットを調べ詐欺とバレることを嫌っているからなのです。
そこで理由を言わずにただ、
「融資できるがそれにはやってもらいたいことがあるのでまず携帯電話ショップまで行ってください」
とだけ伝えアクションを起こさせます。
これは心理学を応用した卑劣な真意が潜んでいますから騙されないようにしっかりと知識武装する必要があります。

→行動への対価を期待させる

闇金業者は心理学を使って被害者を罠にはめてきます。その根底にあるのが、行動への対価を期待させる、ことなのです。
携帯ショップに行かせるという面倒な行動をさせることで被害者さんは
（携帯ショップに行けば融資してもらえる）
と幻想を抱きます。彼らは融資を行いませんから幻想と表現します。
次に、
「携帯電話が買えるかは重要ではないのでショップでアイパッドとアイフォンを購入したいといって審査してもらって下さい。審査が通って買えるのであれば買って下さい」
と、この詐欺のキモである携帯電話を購入させてきます。以前の携帯詐欺と異なり1アクション多くなっているのはここにも心理学が働いているからなのです。次のお題を出されることにより被害者心理はこうなります、
（わざわざ携帯ショップまで来させて、携帯電話の審査なんてことをさせるんだからこれが終われば融資になる）
これも幻想です。

いつの間にか被害者さんの心理は行動することで融資が行われるという、対価を期待しての行動になってしまっているのです。
闇金は巧みに心理を操ることで携帯電話を買うことこそが融資への近道であることを演出しているのです。

多くの被害者さんは携帯電話を買わされることに違和感があると言います。しかし、
「ここまでのことをやったのだから融資されると思っていた」
と異口同音で相談されるのです。これこそが心理学を巧みに操る詐欺業者の巧妙な手口なのです。

【気をつけること】

この時点ならばまだ負債をつくらずに済みますからこれだけ覚えておいてください。
→何を言われても携帯電話は買わない

そして、
この段階でも被害者であることを認識する。

多くの方が借入れをする前なので大丈夫と思っているようですがそんなことはありません。携帯電話詐欺は闇金ではなく詐欺です。サイトが金融サイトに見えるだけで行為自体は詐欺であることを認識しましょう。
詐欺と闇金の違いは、「終わりがない」ということです。闇金には完済がありますが詐欺はその人の全てを奪い美味しいところが無くなるまで喰らいついて離しません。
借りてないから大丈夫という概念は存在せず、脅せば言うことをきくと思われれば徹底的に嫌がらせをしてきます。
ここで大事なのは、相手に自分以外の連絡先や郵便物が届く住所を教えているかになります。残念ながら携帯買取詐欺の手口は練られているのでほぼ100％勤務先や自宅住所を教えてしまっていると思います。
従ってこの段階でも被害は発生していると認識して対応する必要があります。
ここでの対応方法は、
闇金業者を刺激せずに関係を断ち切り、周りに嫌がらせされても立場を守るような対応をする
になります。

闇金業者の手口を教えてください。常に進化する業者の詐欺行為、電話番号、担当者名などを教えていただくことで被害を未然に防げる可能性が上がります。