【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、弁護士選択編
Table of Contents
弁護士を介入させて闇金問題を解決する
相談員「問題の解決スピードを考えれば弁護士介入が闇金問題解決の近道であるのは確かなことであると言えます。ただ、そこでも気をつけるべきことがあります。」
被害者「はい。」
相談員「大事ことはその弁護士事務所が闇金問題を取り扱っているのかどうかと言うことなのです。相談者さんのお話をうかがっていると、多くの弁護士事務所で闇金問題の相談をするとやんわりと断られてしまうのが実情のようです。」
被害者「じつは私も彼氏から言われて家の近くの弁護士事務所に相談したんです。そこは債務整理をしているところでしたが闇金は取り扱いではないと断られてしまいました。」
相談員「そこまでハッキリと言ってもらえる事務所で良かったと思いますよ。中には、今は相談が立て込んでいるので来月にきてください。などやんわりとした回答しかもらえない場合もあるようです。」
被害者「そうなんですね」
相談員「ええ。みなさん間違えてしまうことも多いのですが闇金問題と債務整理は全くことなる問題なのです。お金の問題と言う点では一緒と思われがちですが、債務整理は法律の解釈による問題で書面による連絡がメインの仕事です。しかし、闇金は隠れてますから書類などは当然届きませんし、嫌がらせを止めるには相手と交渉して説得しなければなりません。似て非なるものなのです。」
被害者「はい。」
相談員「相手を褒めるわけではありませんが、闇金業者はバカではありません。むしろ論理的に物事を運ぶのでまともにやり合うのはとてもしんどい相手です。挙げ足取りをして自分の要求を通す流れにするには、全体を瞬時に把握できるだけの理解力が無ければ出来ないのです。」
被害者「はい。」
相談員「さらに嗅覚のようなものまで持っているため、瞬間的に相手を判断したり電話でのやり取りで相手の技量をはかる高い能力を持っていることが問題なのです。その上で、声を荒らげたり、汚い言葉でののしったりしているのです、感情すらも演出しているからこそ、ここぞで怒鳴れたりすると恐怖を感じるのです。彼らの本質は論点を巧妙にすり替えるという心理的な言葉使いの巧さだと当サイトでは分析してます。」
被害者「なんとなくわかるような気がします」
相談員「こちらがどのような発言をしても最終的には自分たちの都合の良い解釈にもっていきますし、筋が通っているようにも思えてしまうのはこうした心理戦の巧さなのです。従って、弁護士が介入しても相手に負けないだけの理論武装をしていない事務所だと闇金業者に見切られてしまうのです。こうなってしまうと、弁護士事務所がなにを言っても嫌がらせ行為などは止まりません。さらには、弁護士事務所自体に攻撃をして契約を解除するまで嫌がらせを止めないなどの悪質行為に及んでくるわけです。」
被害者「弁護士にまで・・・・」
相談員「もともと法律の外で活動している人たちですから、何でもアリなんです。こういった理由から弁護士事務所の選別は慎重にそして間違うわけにはいかないのです。どこでもいいと言うことではないのです。」
被害者「はい。」
相談員「ではどうしたら闇金問題に強い弁護士事務所を見つけられるかに話をすすめます」
被害者「はい。」
相談員「闇金問題を取り扱っている事務所は大抵が全国対応なのでネットを中心に展開しているケースが多いです。今の闇金がスマホを中心としたネットで宣伝をしているため被害者が弁護士を探すときもネットで探すという流れを理解しているのだともいえます。」
相談員「闇金解決や闇金相談弁護士などのワードで検索すればノウハウをもった弁護士事務所が見つかるでしょう。公告を出しているからぼったくりだなどと考える必要はありません。専門でやっている弁護士事務所があまりにも少ないので公告効果が高いためこのようになっているのです。」
被害者「はい。」
相談員「さらに相談が無料であることがしっかりと闇金問題を扱っている弁護士事務所の主流であるようです。」
被害者「はい。」
相談員「ノウハウのある弁護士を見極めるポイントとして料金形態を調べるというのも良い方法です。サービスの切り売りをするようなところは避けた方が良いかもしれません。例えば、闇金業者に電話するのは1万円、会社など関係先に説明をしてサポートするのは3万円、返金交渉は3万円といった細かく決めているようなところは一見安く見えても、解決するまでにいくら必要が見えなくなってしまうだけでなく、最終的には高くなってしまっているようです。」
被害者「はい。」
相談員「弁護士とかんたんに言っていますが実際に利用した人はほとんどいませんのでハードルが高く感じでしまうことは理解できます。。闇金被害に合われている方の多くは金銭的に困窮している方が多く、先の見えない従量制型のサービスには不安があるようです。ノウハウを持っている弁護士事務所はそのあたりをよく知ってますから料金形態がとてもシンプルにできているのです。たとえばヤミ金1件5万円(※現在は4万円が実勢価格)といった具合です。この中にはヤミ金業者に交渉して被害者とヤミ金業者の関係を断ち切るだけでなく、会社などへの取り立て電話の停止や家族、会社へのサポートなどが含まれているようです。」
被害者「はい。」
相談員「当サイトで調べてた限りだと現在の相場は3万円後半から5万円あたりではないでしょうか。」
被害者「それくらいなんですか、何十万円とかすると思ってました」
相談員「そうですよね、多くの相談者さんがそう思っているみたいです。弁護士と言われるだけでとても高価だと思ってしまうみたいですが大きな間違いです。闇金問題は安いんです。また債務整理などを経験された方なども同様に思われるみたいですね。債務整理も自己破産業務とかになると20万円から50万円くらいの費用がかかるみたいですからね。」
被害者「あっ、そうです。私の時は全てお願いして最終的には30万円くらいでした。分割にしてもらいましたが。」
相談員「そこも重要です。ヤミ金問題を扱う弁護士事務所の傾向として分割による支払い可というところが多いですね。先ほどもお話しましたが闇金被害に遭われている方の多くが生活苦になっているケースが多いので、しっかりと実績を持っている法律事務所はそ の辺の事情を汲み取ってますね」
被害者「なるほど」
相談員「それと、相談はできるだけメールではなく電話が良いと言うことです。たいていの事務所ではフリーダイヤルを持っていたりしますから活用するのが良いかと思います。メールと電話の違いは問題解決のリアルタイム具合なのです。」
被害者「どういうことですか?」
相談員「闇金業者は電話口で具体的な要求をしてきますがその度に、▼日▼時までに■■をしろと期限を区切ってきます。それを過ぎれば、取り立てたぞ!と印象付けてくるので相談者さんが追い立てられたような気になってしまうのです。これも心理学に基づいた巧妙な手口です。電話で時間を区切って行動している闇金に対してメールでの相談ではこちらの対応が後手になってしまう可能性が強いのです。
いかにリアルタイムにこちらが対策を取るかが闇金問題解決の大きな分かれ道でもあるのです。」
被害者「はい。」
相談員「例えばメール相談をして、事務所からの折り返しが2日後では闇金の区切ってきた日に間に合わないと言うことがあるわけです。こうしたことから闇金問題にきちんと向き合っている弁護士事務所は電話を中心に動いています。メール相談などにしても折り返しは電話であることがほとんどです。」
被害者「わかります」
相談員「こうした見解から相談する場合は被害者さんが電話するのが得策であると言えるのです。また、電話は細かな言葉のニュアンスを伝えることができるので誤解が生じにくいというメリットがあるのと同時に相談者さんにとっても、この事務所に相談していいのかな?といった感覚を伝えてくれるのです。人間同士ですからどうしても好き嫌い、合う合わないが発生してしまうのです。こればっかりは相性なので何とも言えません。パートナー選びは慎重であるべきなのです。そして納得でなければ狡猾な闇金業者と戦うことはできません。」
被害者「はい。」
相談員「ここまで闇金問題の対策について説明してきましたが、何かわからないところはありますか?
といっても話したことが多いのですぐにはまとまらないのではないかと思いますが」
被害者「わかりやすく説明していただいたので大丈夫です。ただ自分がバカだなぁって思ってます。」
相談員「当サイトでできる活動というのは驚くほど限られています。それでもその中でできることがあると言うのが信念です。闇金被害は業者と被害者の間にある知識、知恵の差が問題の深刻さを決めていると思っております。
決してカンタンにクリア出来る問題ではないと思いますが、手口が確立されている以上、解決策もまた確立されてきているのです。」
相談員「わからないことがあればまた、お電話下さい。大変だとは思いますが頑張ってください」
被害者「ご親切にありがとうございます。」
【闇金相談ブログ員より】
最終的に司法書士事務所に依頼をし、2週間ほどで問題が解決したとの連絡をいただきました。被害者がさんが使った司法書士事務所を掲載しておきます。理由は相談員の方の対応がとても丁寧だったからだそうです。
それ以外の闇金実話
今回の話は続き物となっています。この後の話については以下にてご確認いただけます。
※個人が特定出来ないよう名称・内容を一部変更しております。
◆闇金体験談;
「返済履歴が出来たら貸す」
【→】続きはこちらから
7.解決後日談
【←】はじめから読む
1.申し込み編
2.返済とキャンセル費編
3.取り立て編
4.追い込み編
5.闇金解決編
6.弁護士編
追記:昨今、闇金業者のやり口が大変に残酷無比になってきており会社を退社せざるを得なくなるまで追い込まれたり、実質的な肩たたきのようになってしまうといった被害報告が挙がってきております。出来るだけ早い時点で弁護士など法律の専門家、交渉人にお願いすることが大切だとつくづく思います。
追記2:2018年になりソフト闇金など1週間で3割の利息を載せるなどしている法外な闇金がまた流行ってきているようです。貸付金額が小さいと思って安易に借りたことにより後々で大問題になるケースが多発しております。お金を返す返さない以前に、借りた被害者の銀行口座が停止し犯罪資金移転法違反などで捜査対象になる等、刑事罰になる可能性も出てきております。
「闇金でも貸してくれるなら借りる」などという危険な考えは絶対に持たないようにしてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません