「ご融資本舗」は闇金です。被害から解決まで

闇金の意味と手口

ご融資本舗に関する闇金判断の依頼がはいった。そこでURLをチェックしサイトを確認しようと思ったのだがパソコンからは見ることが出来ないようだる。
URLを入力すると年齢認証ページが出てくるのである。消費者金融で年齢認証ページが出てくるタイプのシステムを持っている広告代理店があると聞いたことがあるのでおそらくはその会社の作業なのだろう。

その企業が扱っているのはほぼ全てが闇金である。したがってこのご融資本舗も十分に注意する必要があると考える。

トップページに記載されているのは銀行口座を持っていない人は申込が出来ないという一文。明らかにおかしいし違和感がある。まともなキャッシング会社でそのような利用規約を設けているところなど1社も無い。

疑惑の目をもちながら企業概要のページに目を向けると貸金業登録番号が無い。この時点でご融資本舗は闇金であると判断した。

貸金業登録は何よりも大切な番号であり記載しなければならない番号なのである。それを記載していないということはこのご融資本舗は番号を取得していないと判断したわけだ。事実、日金協の加盟者一覧で検索できなければ貸金業番号チェックをしても国、県ともにこの名前、住所でヒットしてこない。

ご融資本舗が表記している場所を下記で確認してもらいたい。

住所は実在しており地図で確認してもしっかりとピンは刺さっている。しかしビル名も無ければ住所が不完全であるため郵便物が届くことは無い。

つまり貸金業登録をせずに勝手に営業しているモグリ闇金＝闇金であると言えるわけである。

さらにはこのサイトが記載していた住所だが過去に同じ住所で展開していた闇金サイトがある、それが

ラッシュ

である。驚くことにサイトのトップ画像すらも一緒である。こんな偶然などある訳もない。資本関係が一緒ではない同業他社が全く同じデザインを使って商売することなどあり得ない。これでは顧客の取り合いになってしまうし、顧客が間違える可能性がありサービスとして成立しないのである。

以上のことからもご融資本舗がいかに危険なサイトであるかがわかるというものだ。申込フォームには勤務先名と勤務先電話番号が必須あつかいとなっていることも問題である。このような申し込みフォームだと相手に勤務先の詳細情報を与えてしまうことになる。

つまり本人の意思に関係なく会社に電話をかけてきて恐喝・脅迫行為を繰り返す闇金特有の嫌がらせに発展するからである。これは実際に体験した人にしかわからない恐怖がある。文章で伝えることは難しいのだが大抵の場合、その被害者は会社をクビになってしまうことから世間ではこうした闇金と関わる人物を評価することは無いと理解しておく必要がある。

すでに申込をしてしまっている方は早急に対応策を講じる必要がある。警察への相談はもとより相手が上目線で話をしてきているのであれば早めに法律事務所に相談しておくことを強く勧める。

会社に電話をかけられたらそれだけで人生が破滅に向かってしまいます。その前に食い止めるのが本当の意味での闇金被害の解決になるのです。