闇金のなりすましに注意してください

今年に入ってから闇金にある傾向が出てきていることが分かってきました。今回はその傾向と対策について記事を更新したいと思います。

なりすまし闇金に注意

実在の金融会社などになりすましをしている闇金サイトが近年急増してきております。過去にも同様のなりすまし金融というのは存在してきました。他の闇金と比べて厄介なのは商号や所在地、金融番号をなりすましているため正規の会社と区別がつかずに被害が発生してしまうことです。

以前はなりすます闇金を危険告知すると正規会社から連絡を頂きご指摘を頂くことが多々ありました。なりすましの闇金について告知をしていると何度申し上げても、

「言いたいことは分かるがなんとかならないか」

と言われることもあったほどです。当サイトとしても闇金告知を行っており真剣に犯罪の撲滅を信じて運営を行っているのでそのことを丁寧に何度もご説明させていただきますがお互いに主張を繰り返しても建設的な話はできません。

そこで当サイトではなりすましのサイトが登場した際にはそのサイトの画像をキャプチャーして正規サイトとの差異を目視出来るようにしました。さらにはページの随所に「なりすまし」という単語を入れることで間違わないようにしてきました。おそらく他のブログサイトのどこよりも早かったと思います。

以後、正規会社からの指摘は減りむしろ、闇金業者の手口などを教えていただける会社まで登場した次第です。

なりすまし闇金は正規の企業にとっても大変厄介な存在であることが分かってきました。ある正規の会社担当者からお電話を頂いた際、

「弊社はまっとうにやっているのにまるで闇金のように言われると本当に頭にきます。こうした闇金業者というのは逮捕されないんですかね。」

と悔しそうにお話をされておりました。本当にそう思います。ただ警察などが怠慢だとは思いません。警察は特殊詐欺については待ったなしで日々捜査をしておりニュースにはなっておりませんがたくさんの詐欺業者が逮捕されているのです。

ただしいつの時代も一番の被害は申込をしてしまった方々です。そこで今回はなりすましについて分かってきたことを知識の実としてご紹介したいと思います。

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なりすまし闇金を見極める

被害に遭わないためにはなりすましの闇金業者を見極めることが大切です。サイト上で見分けができるのか?といったお話を頂くのですが十分に可能なのです。申込をする前に違法金融なのか正規会社なのかを判断することができますのでその方法を説明します。

闇金サイトの電話番号を確認

まずサイトを見たときに会社概要がしっかり存在しているかを確認してください。これが一番大切なことです。違法業者は会社概要を出したがりませんので独立したページが無かったり、個人情報保護ページの下部にひっそりと「会社概要」などと記載していたりします。

会社概要が無いようなサイトはその時点で闇金ですから申込をすることは控えた方がよいです。そして会社概要があるサイトについては電話番号を確認してください。概要ページに固定電話番号が記載されていなければ闇金を疑っても間違いはありません。

現在の闇金サイトのほとんどが電話番号を記載しておりません。飛ばしの携帯電話や逆転転送と呼ばれる携帯電話番号で発信すると03番号など固定電話番号に変換されて相手にかかるような高度な電話システムは費用がかさむのですが昨今では警察の努力の成果で被害が入るとすぐにサーバ会社に連絡をして配信停止となります。同時に電話会社に番号の停止依頼をかけます。

そうなると電話会社はその番号を発券した企業をチェックします。飛ばしの電話を提供しているレンタル携帯電話会社は何百回線も借りますしクレームも多くなるのでそのようなレンタル会社には回線を貸し出さないようにします。この繰り返しから犯罪用の電話がとても高騰しているのです。

したがって1つの回線をできるだけ長く使うようにするため電話番号を闇金サイトに載せないのです。

闇金サイトの宣伝経路

昨今のなりすまし金融サイトの多くは迷惑メールを媒体として被害が広がっております。従ってそのサイトを知り得た経緯について思いだして下さい。スパムメール、迷惑メールによって知り得たのであれば調べるまでも無く違法サイトとしての判断で間違いはありません。

許可産業である貸金業は許可を取り下げられることを何よりも恐れます。従って例え効果的だと言われていたとしても法律に抵触するような広告を出すことは無いのです。それにより貸金業の許可取り消し等になってしまったらそれこそ会社の存続にかかわるからです。

闇金サイトの申し込みページを見る

闇金サイトは広告代理店に宣伝を依頼しますが宣伝費を出来るだけ有効に使いたいと願っているのでしょう。申込条件などにおかしな記述をしてくることが多々あります。例えば、

・沖縄県、離島の方の申し込みNG
・携帯電話料金を滞納している方NG
・勤務先が固定電話の無い場合NG

何がおかしいのか分からない方もいらっしゃると思うので少し補足すると、ネットでサービスを提供しているにも関わらず特定の県だけサービス対象外というのは明らかな差別発言です。

宅配便のようにその地域に対して物理的にサービスの提供が出来ない職種ならば理解出来ますが電信で振込をする現代のキャッシング会社で対応地域がある時点で別の意図があると考える方が自然です。

次に携帯電話の料金を滞納している場合は携帯電話の購入詐欺が手口であることの裏返しです。彼らは取り込み詐欺を手口としているため携帯電話を購入できない申込者が申し込みをしてもお金に換えることが出来ません。広告費だけが無駄になってしまうためこのような書き方をすることで申込者に属性を持たせるようにしているのです。

勤務先が固定電話についても職業差別的な発言であると言わざるを得ません。例えば独り親方など常に外出しているような職種は利便性から携帯電話を勤務先の連絡先にしている方もいるわけです。確かに会社として固定電話を持っていないというのは信用性に足りるとは言いづらいのかもしれませんがそれをサイト上で書く必要は無いのです。

総括すると闇金が属性を絞るような記述をするのはアフィリエイト広告と呼ばれる広告にお金を払いたくないということが一番のポイントと考えるのが普通なのです。もし仮に社内規則で特定地域や他の要因により融資が出来ないとしてもそれをサイト上に記載する必要は無く、申し込みをした個人情報を管理する部署内で処理をすれば済む話なのです。

それを誰でも視聴できるサイトに記載する点で目的が他にあると考えるのが自然です。このことを利用してTOPや申し込みページに差別とも言えるような記述があったのであればその時点で闇金と疑いましょうと言えるわけです。

・闇気に申し込みをしてしまったら

不幸なことにサイト上のあらゆる表記を見逃してしまい申し込みをしてしまった方についてはそこから先どのように対応するかについて考えるべきアドバイスをしたいと思います。

勤務先を伝えているのであれば電話を無視し続けるのは危険であると言えます。彼らは電話に出なければ会社に電話してその態度を改めさせると同時に相手に威嚇する意味を込めてきます。取立電話、嫌がらせ電話などを行うような発言をしてきますので注意が必要です。ではどうればよいのか?

相手が闇金が否かを見極め、警察に相談するためには初回の電話が大変重要になります。実害が無いから対応出来ないと言われないためにも業者が初回、2回目に電話してくる内容をしっかりと書き残すことが大切です。

・融資の条件を提示されたら

業者から電話がかかり何を言われても長話をされても黙って聞いてみましょう。そして核心に入った時に気をつけてもらいたいのが、条件付き融資という持ちかけをした場合です。相手が融資をするにあたってコレをやってもらいたいという問いかけが出来てきたらその時点で詐欺ですから内容を書き残して下さい。

【携帯電話を買えば融資できる】

定番の詐欺手口です。信用情報を回復する、更新するなど言い方は様々ですがいずれにせよ携帯電話の購入を言ってきたのであればその内容を細かく記録しましょう。この手口は有名ですから警察へ被害相談をしてもキチンと聞いてくれますし対応も取ってもらえます。

【銀行口座を預かる】

複数の手口が存在しておりますが最終的には被害者の銀行口座や通帳、キャッシュカードを指定する場所に送らせることですからそこだけ忘れないでください。

業者がどんなに耳さわりの良い言葉を並べても結果的にキャッシュカードなどを送るように指示してきた時点で犯罪です。これもまた昨今では大変に問題視されている手口ですから警察に被害相談できます。

【返済履歴を作る】

押し貸し詐欺の典型です。古い手口ではありますがこれもまた被害相談が多い闇金の手口ですから気を付けてください。

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