【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、闇金解決編

闇金業者の追い込みからの脱出

■月■+5日(融資実行日から6日後)
この日、被害者から相談が入ったことで当サイトが事態を把握する。
※このページは闇金業者も閲覧しているため内容の一部は伏せております。

相談員「おおよその話はわかりました。●●さんの相手は間違いなく闇金であり手口は押し貸し詐欺と呼ばれる手口です。大事なことはまず相手を知るということです。1つ1つ説明をしていくので知識を蓄えてください」

被害者「はい。」

相談員「まず闇金が何を意図しているか、そしてどうしたいのか?を説明します。ササキがやっているのは闇金行為ではなく、詐欺行為です。それを理解して下さい。似ているように思えますが全く異なることです。」

被害者「はい。」

相談員「闇金というのは法外な金利や無許可で営業する業者の総称で違法行為にかわりはありません。但し、闇金行為はデタラメな金利ではありますが、完済が存在します。つまり終わりがあるのです。」

被害者「はい。」

相談員「しかし詐欺には終わりがありません。お金がむしり取れるとわかれば最後まで徹底的に絞り取りにきます。詐欺の基本は盗れる人から盗る、ということです。従って被害者からすると終わりが見えず漠然とした不安感に襲われます。」

被害者「はい、どこまでもおいかけてくる気がします」

相談員「それも相手の手口の1つです。一度、ゾクっとしてしまうと相手の技量を冷静にはかることが難しくなります。そして、業者は相手を怖がらせる心理戦をいくつも仕掛けてきます。それを鵜呑みにしてはいけません。ここから具体的な被害状況の把握に入ります」

被害者「はい。」

相談員「闇金はまず自分たちが決して損しないように取り立ての成功率を上げる質問をします。相談者さんの場合も同じです。初回の電話で色々聞かれてませんか?」

被害者「はい。」

相談員「確認しますが何を聞き出されましたか?」

被害者「はい、勤務先の名前と電話番号に住所を聞かれたので教えてしまいました。私は派遣なので派遣先と派遣元の両方を伝えてます。それから緊急連絡先を教えてほしいと言われたので実家の番号と兄の携帯電話も教えました。」

相談員「受付方式と呼ばれる方法で、電話してきた女性は闇金業者では無く情報収集担当です。彼女がおこなっているのは情報の肉付け作業です。わかりやすく言うと、取り立て用の連絡先を聞き出しているんです。緊急連絡先という言葉や勤務先の確認と言うのは言いかえれば取り立てをするための連絡先を教えろと言うことなのです。



 

被害者「・・・・」

相談員「ここで得に問題なのは固定電話の連絡先です。今回で言えば会社の連絡先、実家の番号です。最後まで闇金がしつこく電話をかけてくるのが固定電話先なのです。携帯電話は着信拒否が簡単にできることや所持している人間以外が電話に出ないので脅しとしての効果が弱いのです。」

被害者「・・・・・」

相談員「続けます。」

被害者「はい。」

相談員「固定電話の連絡先は特定少数、会社であれば特定多数の人物が電話を受けることが多く、彼らからするとリスクを負ってでも脅す理由になるのです。大変に効果的なのです。さらに固定電話の場合、非通知の着信拒否をするのが面倒であること、会社の場合は分かっていてもお客さんの関係もあり非通知を拒否する事が出来ないといった点が挙げられます。闇金業者はトバシという携帯電話やレンタル携帯会社などから割高な電話を仕入れて自分たちの存在を消してきます。電話番号がバレなければ利用停止にもなりませんのでコストが安くすむのです。従って、着番を出さなくてもかけられる固定電話の連絡先を執拗に聞き出すのです。

被害者「はい。」

相談員「少し話が逸れたので戻します。こうした理由から固定電話である勤務先や緊急連絡先を聞き出し申込時にスマホで入力した個人情報と併せて1つのアタックリストが出来上がります。」

被害者「はい。」

相談員「これを個人闇金に販売するところまでが受付の仕事です。違法か否かと言われれば個人情報の転売なので法律に触れる可能性はあります。今回そのリストを買ったのがササキと言うことになるのです。」

被害者「そうなんですか。」

相談員「つまりササキは個人闇金と言うことになります。今の闇金グループは少人数で動く場合もありますから、1つの事務所に個人闇金が数人いることもあります。今回の場合もそのケースだと言えるでしょう。だから会社宛てに複数の闇金業者が電話をかけてこれたのです」

被害者「なるほど。」

相談員「ここまでは闇金サイトの流れを説明しました。これからはササキが使っている手口に話をすすめます」

被害者「はい。」

相談者「ササキが使っている手口は、押し貸しと申し込みキャンセルと呼ばれる詐欺手法で現在の闇金業者の半分近くがこのタイプに分類されるでしょう。押し貸しとは返済履歴を作らないと融資出来ないといい、先に相手から小額の振り込みを行い倍額程度の返済を要求してくるやり方です。相談者さんも同じですね?」

被害者「はい、ブラックだから返済履歴を作らなければならないと言ってました。5000円振込まれました」

相談員「押し貸し詐欺の特徴は先にお金を振込んでくることなのです。これは融資ではなく詐欺行為を行うための道具であると考えてください。」

被害者「はい。」

相談員「押し貸しの基本は1週間単位の支払いを永遠に繰り返すことです。相談者さんもササキから同じような話をされますね。」

被害者「はい、3万円振り込めば融資できると言われたので従ってしまいました。他の金融会社でそんなこと言われたことが一度も無かったんで最初はちょとおかしいなと思ったんですが、その時は保証人が必要だと言われて、焦ってしまって。」

相談員「なるほど、保証人なんてこの時代になかなか見つからないですし、いきなり言われればなおのこと見つけられませんね」

被害者「はい、だから保証人必要ないのになんで保証人が必要なんですか?と尋ねました。そしたら私は信用情報機関にブラック登録されているからだと言われ、信用が無いから保証人が必要だとも言われましたので、あきらめるしかないと思ったんです。そしたらササキさんが信用情報機関の情報を回復すれば融資できると言ってきたんです。それで融資受けられるんだと思って言われたとおりにしてしまったんです」

相談員「信用情報機関というのは存在します。しかしそこに登録されている情報というのは過去の履歴であって、これから何かをすることでポイントが上がったりするものではないんです。」

被害者「そうなんですか。。。。私、5年前に自己破産していて、たぶんそれがブラックの理由だって思ってしまって。」

相談員「それはササキが言ったのではなく、聞き出されて言ってしまったんですよね?」

被害者「はい。わたしから言いました」

相談員「わかりました。これで相手は1つ相談者さんの弱みを握ったわけです」

被害者「・・・・」

相談員「そこで具体的な金額と返済日を言われたわけですね?」

被害者「はい、3万円を払えと言われて、返済日の当日にコンビニの前についたら電話が欲しいと言われました。そこで返済用の口座を教えると。」

相談員「その口座は個人口座ではありませんでしたか?」

被害者「はい、なぜ個人口座なのかと不思議に思ったのは覚えてますが、ササキさんが怖いので聞けませんでした。それで振り込みが終わった後にもう一度電話したら返済履歴ができるのに1日かかると言われました。それでそのあとに融資だと思ってました」

相談員「わかりました。ここで大事なことは今の闇金は希望する融資を一切行っていないということなのです。その点から考えると詐欺なのです。だから押し貸し詐欺なんです。」

被害者「・・・・なるほど。」

相談員「それで次の日に電話がかかってきてまた要求をされませんでしたか?」

被害者「はい、返済履歴が足らないのでまたお金を払って下さいと言われました」

相談員「闇金業者は一度払った人間と一度も払わなかった人間を区別します。一度でも払った人間はカモリストなどと呼ばれるリストに記載され、上客として執拗に金銭要求が来るようになるようです」

被害者「・・・カモリスト・・・」

相談員「はい、一度でも払った人には脅すなり、怖がらせるなり角度を変えたアプローチをすることでまたお金を払うだろうというのが彼らの考え方なのです。」

被害者「・・・・確かに。」

相談員「そして2回目の金銭要求が来たのですね?」

被害者「はい、ただもうお金無かったしやっぱりおかしいのでキャンセルしたいと言ったんです。そしたらキャンセル費用がかかるといわれました」

相談員「いくらかかると言ってきたんですか?」

被害者「手数料とかいれて5万円だと言われました。」

相談員「それを断ったらササキは突然キレたりとか大声になったのでしょうか?」

被害者「いえ、兄から借りれるかきいて欲しいと言ってきましたけど別にその時は普通の声だったんですけど、でもやっぱりムリですと言ったらいきなり大きな声になって口調が変わりました。すごく大きな声でイタズラか?と言ってました。イタズラは営業妨害だから弁護士いれて訴訟すると言われ怖くなってしまって。」

相談員「そうですね、●●さんが最初にお話してくれた通りですね。相手が恫喝するようなしぐさを見せてきたということですね。それで怖くなって彼氏の事を話てしまったということですね?」

被害者「はい、そしたらそれは緊急連絡先だと言って彼氏の電話番号とか会社とか聞かれました。それで結局またお金払うことになってしまって、3万円払っちゃたんです。それで融資がもらえるならいいかと思って」

相談員「2回目の振り込みですね。するとササキは明日にもまたお金がいると金銭要求の電話をかけてきたのですね?」

被害者「はい、他の会社に申し込みをしたとか言われて、してないんですけど、情報機関に出てると言われてまた3万円って言われてもう無理だと伝えました。そしたらキャンセルか?キャンセルするなら12万円払えと言われて金額が上がるのはおかしいですよね?って言ったらいきなりキレてしまいました。まるで▼▼▼みたいな言葉使いになって、それで電話聞いてろと言われて会社に電話されました」

相談員「はい。ここまではササキが行っていることが何なのか、何を意図してるのかを理解するための説明をしてきました。これにより当サイトで闇金問題を考えるあたって大事であると言っている2つが明らかになりました。

1.自身の状況改善に必要な知識
2.置かれている環境の把握

です。」

被害者「はい。」

相談員「現状の確認が終わりました。ここからは問題解決における最後の1つ

3.具体的な方策指南

に話をすすめていきます」

被害者「はい。」

相談員「闇金問題の解決とは何か?について説明していきます。今回の場合は、

・闇金業者が行っている本人以外の連絡先への嫌がらせ行為を止める

・ササキなる人物との関係の断ち切り

・●●さんとまわりの関係の修復

だと考えます。」

被害者「はい。」

相談員「・●●さんとまわりの関係の修復 ですが可能であればまず会社の方に経緯報告をすることが大切です。その際に気を付けていかなければならないのがどう説明するかになります。具体的には******************************************************************************************************************************************************************************************************************とします。」

被害者「なるほど、たしかにそう言われれば、ただ私の場合はもう毎日、電話かかってしまっていていまさら会社の人には言えないです。。。」

相談員「そうですね、そのような場合には、---------------------------------------------------------------------------------------------としていきます。」

被害者「!なるほど。ハイ。」

相談員「次にササキとの関係の断ち切りと嫌がらせ行為の停止ですが、これについては同義なので対策は一緒です。」

被害者「はい。」

相談員「ササキだけではなく今の闇金は振り込め詐欺に近い業態になっているため相手の妥協案にのってしまうのは得策ではありません。たとえばキャンセル費を払えば連絡はしないと相手が言っていたとします。」

被害者「はい。」

相談員「そう言われてキャンセル費を払ってしまった被害者さんからのお話をまとめていくと、キャンセル費を払っても次の日にはやはり電話が鳴っていることが大半なのです。たとえば別の人物がでてきて、私はササキの上司でタナカと言います。この度、ササキからキャンセルの話をうかがっていたのですが、私の裁量で融資できるよう上にかけあったので融資はあきらめることはありません。ただ、もう1回だけ返済履歴を作る必要があります。など別の人物が出てきて結局はまたもとの状態に戻されてしまっているのです。」

被害者「・・・・・・・・」

相談員「ここで大切なことは、相手の主張は聞かないと言うことなのです。闇金はお金を盗るために色々なことを言ってきます。しかしその全てがお金を取るための詭弁です。そのため言うとおりにしたとしても何一つ問題は解決しないのです。」

被害者「はい。」

相談員「闇金問題はお金による解決はあり得ないのです。

被害者「はい。」

相談員「現在、一番効果があるのは弁護士の介入であると言えます。もちろん警察へ相談に行かれることも大切です。しかし被害者さんから、「期待するような対応ではなかった」という声が多いのが実情です。警察が悪いわけではなく、今の闇金手口がそこまで周到であると言うことなのです。こうした背景から弁護士を介入して問題を解決していくという選択肢になるわけです。また、弁護士が持つ権利が闇金業者にとって厄介であることも問題解決に弁護士が効果的な理由の一つなのです。」

被害者「はい。」

相談員「自分でできることはご自身で行っていただく、その範疇を超えている場合は専門家に頼むというのが闇金問題解決の本質であると当サイトは考えます。」

被害者「はい、彼氏にも言われました」

相談員「はい、ちなみに当サイトで専門家を入れるべき問題かそうでない問題かを判断する指標があります。それは、相手に自分以外の連絡先を教えているか否かなのです。」

被害者「・・・・・では私の場合は・・」

相談員「はい、専門家による解決が良いと思われます、ただこれはあくまでも当サイトの見解であり絶対に弁護士など士業が介入すべきであるといった強制意見ではありません。なぜなら弁護士はボランティアではなく職業ですからお願いするのも費用がかかる話になるからです。従って弁護士を入れなければダメだという話をする権利は当サイトには無いのです。」

被害者「はい。」

相談員「問題の解決スピードを考えれば弁護士介入が闇金問題解決の近道であるのは確かなことであると言えます。ただ、そこでも気をつけるべきことがあります。」

被害者「はい。」

 

※個人が特定出来ないよう名称・内容を一部変更しております。

◆闇金体験談;
「返済履歴が出来たら貸す」
【→】続きはこちらから

6.弁護士編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、弁護士選択編

7.解決後日談

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、解決後日談

【←】はじめから読む
1.申し込み編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、申し込み編

2.返済とキャンセル費編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、返済とキャンセル費編

3.取り立て編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、取り立て編

4.追い込み編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、追い込み編

5.闇金解決編

【闇金実話】返済履歴が出来たら貸す、闇金解決編

無料相談ダイヤル:Duel(デュエル)パートナー法律事務所

Verified by MonsterInsights