すぐわかる闇金の見分け方

補足：少し前の記事ですが改めて読み返しても今の闇金を見分けるにあたり有効です。闇金業者の営業話法は常に進化していますがサイトはあまり進化していないようなので事前に違法サイトを見抜くことはまだまだ出来るのです。

相談者さんからの報告で特に耳にする相談が2つあります。

1.申し込みをした後に闇金と気づいた
2.相手と話をして違和感を感じ調べたら闇金だった

どちらも申し込みをしてしまった後に気付いたというものです。
闇金は高い宣伝費を支払って集客を行っております。業者は申し込み時点で広告代理店にアフィリエイト宣伝費用を払っています。経費がかかっているため厳しい取立行為も行えば脅迫行為も行うのです。

「まだ借りていないのに脅された」

こうした相談も聞かれるのですが、今の闇金業者は融資を行っておりません。従って、「借りていないのに」という言葉はあてはまりません。
このことがようやく世間に認知されてきたので、マスコミ報道なども闇金については特殊詐欺や振り込め詐欺といった表現を使うようになってきたのです。

しかしこれでは闇金被害者少なくなりません。そこで、申し込み前に闇金と分かれば被害者は減るのではないか？というのが本日のテーマです。
闇金サイトの告知活動から見えてきたことをまとめてみましたのでご活用ください、難しい事はありません。見分けるのに1分もかかりません。

Table of Contents

会社概要を確認する

これだけで闇金か否か80％以上の確率でわかります。
なぜか？
闇金サイトの絶対的な特徴がここに集約されているからです。具体的に説明してまいります。

◆確認する事◆
1つでも該当すれば闇金サイトと考えて問題ありません。

・所在地をビル名などを省略して書いている
・固定電話の番号が書かれていない
・貸金業登録番号の表記が無い
・会社概要や会社情報のページ自体が無い

・所在地をビル名などを省略して書いている

ビル名が省略されている所在地では郵送物が届きませんので住所の意味を持ちません。また番地を省略したり、存在しない丁目を書いたりする場合や、渋谷区秋葉原　など地名を合成したデタラメ住所を記載する場合もあります。ビル名が無い場合は危険だと思って間違いありません。

・固定電話の番号が書かれていない

闇金の多くがこのケースに該当しております。貸金業登録をするには固定電話の番号が必要になります。携帯電話では登録できません。そして登録電話番号はサイト上に記載されねばなりません。従って、固定電話の番号が記載されていないキャッシングサイトはヤミ金と疑っても間違いではありません。

貸金業登録番号の表記が無い

こうした闇金サイトはサイトが表示される前に年齢認証を行うタイプで多く見られます。闇金は無許可金融ですから番号を持っておりません。貸金業行為を行う場合、貸金業登録番号の登録が必要でサイトで集客する場合はその番号をしっかりと記載することが求められます。デタラメや勝手に他社の番号を流用している闇金もありますが、貸金業番号が記載されていないサイトはそれだけで闇金と判断して問題ありません。

会社概要や会社情報のページ自体が無い

そもそも会社概要が無いという荒っぽいサイトも多く存在します。こうしたサイトはサイトの下部にかろうじて所在地だけ記載してあったり、申し込みページの一番下に会社概要らしきものががあったりします。正規のキャッシング会社は自社の情報の公開について大変に気を使っております。会社概要ページが無いなどあり得ないのです。従って会社概要のページが無いサイトも闇金と思って間違いありません。

最後に、見分け方が難しいケースが出てきているので紹介しておきます。

・一見すると普通の会社概要、でも実態は・・・

固定電話の番号も所在地も記載していますが闇金です。調べるノウハウを持っていれば1分もあれば見分けられますが、知識の無い方でも高確率で見分ける方法がありますので記載します。
登録番号欄に記載されている貸金業番号が、
都(1)*****や都(2)*****
という表記はヤミ金が好んで使うデタラメ番号である可能性が高いということを頭の片隅に入れておいてください