【闇金実話】携帯会社から言われた。弁護士など資格者からの交渉しか受け付けず

闇金業者による携帯電話買取詐欺被害が一向に収まる気配がありません。今年最初のころよりも被害が増えてしまっているようにも思えます。
これは押し貸し詐欺業者や融資保証詐欺系の闇金が道具をそろえられなくなってきたことで商売の蔵変えをしてきていると予想できます。
その話は後にするとして、本日は携帯電話会社の対応についてお話したいと思います。

・携帯電話会社は買取はしない

勘違いする方が意外にも多いのでこの点についても触れておきたいと思います。日本には大きく分けて3社の携帯電話会社が存在します。その3社ともに言えることですが携帯電話の販売は行いますが、買取はしません。
購入者が自分でショップに足を運んで自身の身分を明らかにして購入した後、
「必要無くなったからやっぱり買うのやめたいんです。」
と言っても注文を取り消すことはしません。そこで購入者は携帯電話会社のかたくなな態度に驚き一部のユーザーは、
「では、必要無いので買い取って下さい」
と言うそうです。ところが携帯電話会社は買取サービスは行っておりませんのでこれについても買取を拒否します。
販売と買取は決して同じではないのです。くだもの屋でリンゴひと山購入して3つ食べたけどお腹いっぱいなんで残り1つを買い取って下さいと言っても買い取らないでしょう。それと同じ理論です。
携帯電話の購入は厳しい本人確認の上で初めて成り立つ契約です。ここまで厳しいのにはちゃんと訳があり、購入の意思は自己責任の上に成り立つものであると言うことなのです。

やっぱりやーめた

と言って、ハイそうですね、といえる金額ではないのですから当然と言えば当然です。

・携帯電話買取詐欺と携帯電話会社は無関係

ご相談をいただくと携帯電話詐欺に遭ったのだから携帯電話会社もそれに対してなんらか知らの対応をしてもらえるという考えを持っている方が意外にも多いことが分かります。
しかしここにも大きな勘違いがあるのです。
携帯電話会社が販売しているのは契約者本人であり白ロム詐欺に騙されてしまった被害者さんその人なのです。
荒っぽい言い方をするのであれば、被害者さんが騙されてしまって携帯電話を購入しようが本当に自身の利用のために購入したのかは大事ではなく指導されたながれで必要書類をあつめ規定に沿って販売した以上、落ち度は無いと言うことなのです。

従って詐欺に遭い携帯電話をだまし取られてしまったので、その携帯電話の契約を無かったことにしてもらいたいという要求は通らないのです。自己責任の範疇で対応して下さいというのが携帯電話会社の本音だと言えます。
このことは詐欺グループもよく知っているのです。

・闇金交渉には弁護士を入れる

つとめて法的な話になるため一般論として記述します、くわしくは弁護士なり司法書士など法的な問題を話すことができるところで確認をして下さい。
携帯電話詐欺に遭ってしまった場合、まず本人ができることとして携帯電話の解約手続きが挙げられます。携帯電話の契約は端末と通信の2つの契約で成り立っていると言えます。詐欺に遭って携帯電話をだまし取られてしまった場合でもその契約は有効ですからまず負債をできるだけ小さくすることが大切なのです。
当サイトでは携帯電話買取詐欺被害に遭われた場合はどうやって負債を小さくするかと言う点から対応方法を落とし込みしております、これは法的な問題ではありませんので一般論として記述出来ます。

詳しい内容は闇金業者に知恵を与えることになるためここで書くことは控えますが負債を半分まで減らすことができます。

しかしそれでも難しいと言う被害者さんが増えてきたのも事実でそのような場合、交渉をすることになります。この時に携帯電話会社が取っている対応方法について一定の情報が集まってきたためこの紙面にて記載します。
負債で一番の問題は携帯電話の端末料金です。
スマートフォンになって端末料金は上昇の一途をたどっており最新のiphone6sなどは10万円を超える値段になっています。そして闇金業者は一番人気で転売価格の高いアップル社の商品を買わせてきます。
通常で考えれば10万円の商品を2年間の割賦販売で購入した場合、1ヵ月の支払い額は約4,200円となります。このように書くとそれほど大きな金額ではないのよう思えますが携帯電話買取詐欺の被害者さんの平均的な端末購入台数が2.5台というのが当サイトで分析した被害情報です。
すると、1ヵ月の支払いは1万円を超えてきます、さらに携帯電話の解約には違約金がかかりますからこれを計算に入れ込むと1ヵ月の支払い額は2万円近くなる月が出てきてしまいます。
これが24カ月続くとなると大変な出費になります。

そこで現在、被害者さんから携帯電話の解約違約金と端末の費用の分割支払い額を小さくしたいという相談が多くなってきております。

まさにこの部分が交渉箇所であり一般論で解決出来ない問題点なのです。分割支払いでの購入と言う事は金融商品の信用取引になります。あらかじめ定められた分割購入の金額を変更するというのは24回を36回にするという単純なものではなく法的な問題がからんでくる面倒な作業なのです。
この紙面を読まれている方にはこの事を理解していただきたいのです。
すっきりと書きます。

分割支払いを変更することは債務整理あつかいである

端末を分割で購入すると言う事は金融商品扱いになるため負債の返済回数を変更するということと同じなのです。そして、既定の返済回数では負債を払えないと言うことでおこなうのが債務整理です。
携帯電話の分割支払いというのはそこまで厳しいものなのです。
ここまで書けば皆さんもお分かりかと思いますが債務整理になると取扱いができるのは弁護士や司法書士になります。
携帯電話会社が支払い回数について相談をすると、弁護士を入れてくださいと言う理由がわかりましたでしょうか。

・信用情報に記録されます

携帯電話の端末料金は信用取引ですから分割の支払いが払えない場合、信用情報機関にその履歴を挙げられることになります。
当サイトが携帯電話買取詐欺の被害者さんに必ず伝えることがあります。それは、

詐欺でできてしまった負債を出来るだけ小さくして絶対に携帯電話の未払いをしない

です。これは何よりも重視されるべき事案としてアドバイスの根幹に組み込みます。現在の金融業界全般にいえることなのですが、自己破産ふくむ債務整理情報と他社での未払い履歴をたいへんに嫌っています。
合法的な会社でキャッシングをしようと思ったら未払い履歴は何が合っても絶対に着けてはいけないのです!

・まっとうなキャッシング会社で通らない理由

最後に少し余談になりますがこのことについて書いておこうと思います。
相談者さんがどうして闇金サイトに登録をしてしまったのか?
相談を受けていて感じるのは、覚えがないのに大手や中堅のキャッシング会社に申し込みをしても与信落ちしてしまい闇金に申し込みをしたと話される方が意外に多い事実です。

審査で落ちてしまう理由はたくさんあるため、これだ!というのは実際に審査した金融会社の与信担当者出なければわかりませんが、予想することは可能です。

審査落ちする理由がわからない方が該当するケース
・返済中の負債総額を計算すると、年収の1/3以上を借りてしまっていた
・他社のキャッシング会社で1ヵ月以上の返済遅延がある
・過去5年以内に債務整理や自己破産をしている
・ここ数年において携帯電話料金の未払いがある

昨今特に多いのが一番下にかいた携帯電話料金の未払いがあるというものです。未払い期間がどのくらいになると信用情報会社にスコアされるのかはわかりませんが、おそらく1ヵ月以上の未払いがあると危険であると言えそうです。

こんな例がありました。

派遣をしていたのだがあるときお金が必要になり消費者金融に申し込みをしたが審査で落ちてしまった。それまで消費者金融で借り入れなどした事も無く、銀行から自分名義で大きな借金をしたことも無い。それなのになぜ審査に通らないのか不思議に思い、他の大手に申し込みをするも同様に審査が通らない。
そこでネットで無審査と書かれていたキャッシングサイトに登録をしたところ信用情報会社でブラックになっているからどこも貸付をしてくれないと言われ携帯電話を買うように指示された。

危うく携帯電話を買いそうになるも友人から詐欺の疑いがあるからと言われ当サイトに相談し悪質な携帯電話詐欺サイトだとわかり事なきを得た。
しかし、大手で借りられない理由がわからないとして闇金問題解決後に改めて相談が入ったのでここ最近多い、理由がわからず審査落ちする方々に多いケースを1つ1つ質問してみた。

するとお金が無く携帯電話の料金を支払えずに未払いがあることが分かった。
そこで当サイトは信用情報履歴を取得する事を提案し、ご本人さんが信用情報を取得したところ、未払い履歴がズラっとのっていた

支払い不履行があればその中身が何かは別にして月ごとに未払い履歴が更新されることになります。この方の場合、未払いが続いている状態が数カ月にわたてあったことから審査に通らないと言うことが分かったわけです。

・今後も増える携帯端末買取詐欺

冒頭にも書きましたが今後の闇金業者の傾向として商品取り込み詐欺型が増えてくることが予想されます。

今年に入って買取詐欺に少し変化が出てきており携帯ショップではなく家電量販店でアイパッドを買わせるような業者も出てきております。
こうした業者の特徴は、携帯電話だけでなくリセールの高そうな商品なら何でも買わせてくる点にあります。たとえば、アイパッドなどは通信契約させないで商品だけを買わせて送らせています。
他にも液晶テレビを買わせてくる業者も確認されました。

当初からある携帯電話買取詐欺業者とは明らかに一線を画しています。これらの業者は以前、商品買取をおこなっていた別の詐欺グループであると言えます。
特徴としてはクレジットカードを持っているかを確認していることでカードを持っていると限度額いっぱいまで商品を購入させてきております。被害相談でも明らかに別の業者が入りこんでいることが分かってきた携帯電話の買取詐欺商法。

他にも買取業者が逆ギレするといった手口で被害者を追い込む手口も分かってきました。
「ローンで購入した商品を買取業者の持ち込むのは犯罪だ!オマエの犯罪のせいでこちらまで巻き込まれてしまった。どう責任を取るつもりだ!」
と筋が通っているのかいないのかわからないような営業トークで被害者を叱りつけ、さらに商品を買ってお詫びしろなどと上目線で犯罪行為をおこなう買取会社のやり口が報告されております。

そもそも買取業者と闇金業者は裏でしっかりと手をつないでおりますので犯罪行為がどうのこうの言われる筋合いはありません。しかし冷静な判断を誤れば闇金業者に丸め込まれてしまいます。

くれぐれもご注意ください。

そして、携帯電話買取詐欺に遭われてしまった方は自分一人で抱え込まずにまずはご相談ください。この詐欺の特徴は被害者さんの金融情報が汚れるだけでなく、自身が犯罪者に加担してしまうように見えてしまい犯人扱いされる危険性もある最悪の詐欺なのです。

現在、業者の甘言に乗せられてしまった挙げ句に商品をだまし取れてしまった方が警察に相談すると、知識不足を指摘されたり、場合によっては加害者扱いをされるといった報告が増えております。詐欺は憎むべき犯罪ですが被害者の勉強不足という点において大変にドライになってきていることを認識しなければなりません。

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