【闇金実話】買取業者は許可業種
携帯電話買取詐欺は昨年から勢いを増しいまだに衰えを感じません。詐欺の流れについてはすでに何回か当サイトで記事を書いているだけでなく闇金実名リストなどの寸評欄にも書いておりますので理解されている方も多いと思います。
そこで本日は切り口を変えた見方で詐欺の現実を見据えてみようと思います。
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携帯買取業者は許可業種
中古品の買取業務は明日から簡単にできるという仕事ではありません。スタートするためには許可を取らなければならないのです。
東京都であれば東京都公安委員会が管轄になってきます。
公安委員会が何をしているかについては範囲がとても広いためここで書くことはできません。
風俗営業、古物営業、質屋営業といった業種は許可をもらわなければ仕事ができずその許可を出しているのが公安委員会の仕事の1つです。
携帯電話の買取に限らず、中古品の買取などを行う場合は例外なく古物商の許可を取らなければならないのです。
許可を取るためには当然、自分の身分や所在地を明らかにしなければなりませんから違法行為を行う携帯詐欺業者の大きなネックになってくると言えます。
許可番号を聞く
大手の買取業者はホームページ上にかならず許可番号を記載しています。
他府県にまたがる場合は支店・本店すべての所在地で許可番号を取得し、記載しています。
この事からまっとうに仕事をしている買取業者はモグリや違法業者と一緒にされることを嫌いきちんと古物商許可番号を記載していることが分かります。
このことをしっかりと頭に入れたうえで買取業者とやり取りする事が闇金に騙されない賢い方法だと言えるのではないでしょうか。
「融資を受けるためには携帯電話の審査をして新規で携帯電話を買ってもらいたい。」
携帯詐欺業者は異口同音ではありますがおおよそこのような言い方で携帯電話を買わせてきます。
このとき、業者の流れが2つに分かれるためそれぞれについての対応方法を考えてみました。
1.融資サイトが買取業者の連絡先を伝えた場合
この場合、おおむね本体は闇金サイトではなく買取業者側であったりしますので、積極的にコンタクトしてきます。
このような場合、まず買取業者を名乗る人物に対して以下をたずねてみましょう
・古物商許可番号を教えてください
・買取依頼書など書面をもらえますか?
・所在地の確認をしたいので住所を教えてもらえますか?
どれもしっかりと営業している会社であれば問題無く回答してもらえる質問です。
業者がこの質問にどうやって返答するかに全神経をつかってください。その応対が不自然であれば悪質業者であると判断するためです。
こんな回答例をあげておきます。
悪質業者の言い訳:
・古物商許可番号を教えてください
>いまちょっと上司がでていて自分ではわからないので先に携帯を買うことを優先してもらえませんか?
>引越しをしたばかりでまだ番号がでていないんです
>それってサイトとかに聞けってかいてあったんですか?
>うちのこと信用してないんですか?
考え方:
質問に対して質問で返すのはエチケット違反で通常のサービス業ではこのような応対話法は行いません。
その場で回答をしないのもおかしいと感じて間違いではありません。通常の買取業者は見える位置に許可番号を額縁に入れて飾っておりますので即答できるものなのです
2.融資サイトが買取業者の詳細を言わない
携帯電話を買うまで買取業者の詳細を言わないケースもあります。このような時も以下の質問をします
・自分の家の近くの買取業者でいいですよね?
・指定買取業者であれば電話番号とホームページのURLを教えてください
考え方:
融資サイトが携帯を買えと言った時点で闇金確定なのでそれ以上話を聞く必要はありません。
買取業者の詳細を聞いてコンタクトしてもメリットが何1つありません。
古物商URL届出一覧を確認する
買取業者がホームページで集客、商売を行う場合、探偵業と同じくそのサイトURLを届ける必要があります。
悪徳業者はサイトを持っていないこともあるのですが、まれにサイトを持っているケースもあります。
そのような時は確認できるサイトがありますので下記を参照ください
古物商URL届出一覧 | 東京都公安委員会 Tokyo Metropolitan Public Safety Commission
まずこのページで古物商URL届け出一覧の概念を読んでください。かんたんに説明すると一覧に載っていなくとも正規業者はありますよと言うことです。その後、以下のリストに業者がいるか確認してください
PDF版古物商URL届出一覧
今後も悪徳買取業者が登場する事が予想されます。
今は携帯電話を買取っているようですが、より高利益な商品が生まれればそれが違法でも言い訳をつくって合法であるかのように買取促進をしてくることが予想されます。
古物業はちゃんと運営しようとすると手間暇をかけなければならない業種です。
詐欺師はこうした面倒事を省いて最短ルートを選択しようとします。
合法業者が面倒でも手間をかけているのには意味があるのです。それを省略するようなやり方をしている業者は悪質と疑ってもおおむね間違いは無いと言えます。
追記:携帯電話やアイパッドのだまし取りをしている闇金業者の数は一時に比べれば減ってきていると言えます。ところがその裏ではキャッシュカードをだまし取る詐欺に手口は変化しただけであると言えそうなのです。個人名の送り先を伝えてきたりキャッシュカードや商品を送るように言われた場合は全て詐欺、違法と認識すること。
闇金サイトに申し込みをしてしまい相手から連絡が来てしまっている等の方は無料相談までお電話ください、その問題解決出来ます。
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