【銀行口座凍結実話】闇金から個人名でお金が振り込まれた

闇金被害相談

闇金業者から25000円のお金が振り込まれたのですが個人名でした。そしてその後、2週間くらいして銀行から警察の要請によって銀行口座の利用停止を致しました。事情を伺いたいのでご来店くださいと言われました。給料の振込口座でもあるため使えなくなると生活ができなくなってしまうので慌てて銀行に行ったら、闇金の被害者が警察に被害相談をして返済先が私の口座と言うことだったそうです。
私は闇金に口座を貸したことも無ければ、売ったりもしてません。何故こんな目に遭うのでしょうか？

闇金相談への回答

相談を受けてから2年が経過しておりますが同様の相談が後を絶ちませんので情報を更新することでこの問題について触れてまいります。

ご質問にあった「なぜこんな目に遭うのでしょうか？」ですが勘違いをしてはいけません。相談者の行った行為は闇金と分かった上でお金を借りたということなのです。これは明らかに犯罪であることを知りながら犯罪者に利益を提供する行為を行ったと警察では判断されます。

こんな目に遭うのは当然です。相談者は犯罪資金移転防止報違反の疑惑が掛けられているからです。つまり、闇金が犯罪により手に入れた犯罪の銀行口座から相談者の口座にお金を振り込んだ行為は警察から見ると、

危なくなってきた銀行口座から新しくてまだ被害届が出ていないであろうと思われる銀行口座に利益を送金して警察の相談からお金を守る行為

として理解されている可能性が高いということなのです。事実、警察に限らず詐欺に遭った被害者や銀行で犯罪にかかわっていると思われる事象が発生すると銀行口座は一時的に凍結されます。しかしほとんどのケースで被害届が受理されることになるので結果としてその口座が再開する可能性はありません。

相談者の行った行為は「知りませんでした、次からもうやりません」では通じません。刑事罰に抵触する犯罪を行った結果、被害者から警察に被害届が入り相談者の口座が犯罪利用されていることこから凍結されたわけですが助けることは出来ないのです。

警察も銀行もこうした経緯で発生した案件については被害者として扱いはしません。つまり闇金業者とつながっている口座を何とかすることは出来ないのです。

敢えて解決策と言うのであれば関連して凍結された銀行口座をなんとか凍結解除に持っていくということだけなのです。
弁護士に依頼するしかありませんが闇金と分かって借りているこの事案については弁護士も断ってくる可能性が強いと言わざるを得ません。

※今は生活口座についてある程度の猶予は与えてくれるようなのですがそれでも不自由に代わりはありません。言われの無い中傷については弁護士を介入させるなどしてしっかりと身の潔白を証明しない限りご自身の状況は悪化するばかりです。

新規口座の開設、落として悪用された口座凍結解除、闇金と関係が無いご相談についてはアドバイスをしておりません。