闇金の意味と手口
新学期や新入社員が新たな人生をスタートする節目に目をつけた闇金が登場した。闇金業者からすれば格好のタイミングなのだろうがネット社会が一般化した現代では騙されるよりも早く危険告知が出来るようになってきたのである。その利点を最大限に活かすことで被害者を生みださずにすむような活動が誰にでも出来るようになったことをまずは素直に喜ばなければならない。
前口上はそこそこに今回の闇金「ナイスライフ」について目を向けていく。こうしたデザインのサイトをみるとその瞬間に怪しいと感じるようになってきたのだが万が一にもまともなサイトである可能性もあるため慎重にサイトをしらべていく。
まず気にしたのは会社概要である。特殊すべき点は、会社概要のページに貸金業登録番号が記載されていないという純然たる事実である。
ホームページにはそれを基に商売をする場合、特定商取引なる法律に準ずる必要がある。キャッシング業界においては最低限必要な情報として、名称・商号、会社所在地、貸金業登録番号、責任者名、メールアドレス、固定電話番号が挙げられる。このどれか1つでも掛けていれば会社概要として成立しないと言っても過言ではない。
さてではこのサイトを改めてみてみよう。まず名称は存在してる、しかしながら会社ではなくたんなる俗称である。これは屋号と言い換えることもできるが個人で勝手に名乗っている場合と区別がつかず信用性はまるでない。さらに言えば屋号ですらなければもはや偽証と言い換えてもよいレベルである。
次に所在地は記載されているがビル名など詳細が記載されていない。これでは郵便物が届かない。つまりは完全な所在地表記ではないということ。デタラメの住所表記と言っても問題は無い。
これにとどまらず不完全な住所表記は続く。
責任者名は記載無し、メールアドレスも記載無しさらには固定電話の記載も無い。
これだけナイナイが続いていることからこの会社概要には全くの信用性が無い。業者を証明するための情報はすべて消し込まれている。この手口は完全なる闇金のそれである。従って、どのような角度から考えてもこのサイトが闇金であり違法なサイトであることがわかる。
そしてこのサイトが書いている住所がこの闇金を決定つける要因になっている。
この闇金サイトが記載している住所は確かに存在はしているが実際にこの業者が存在しているという意味ではない。さらにいうと、過去にこの住所を使った闇金サイトが複数存在しいずれも警察などに被害届が入っている悪質な違法業者であるということである。
そのサイトの1つが「クオリティー」である。最初に当サイトで危険な違法サイトと告知したのは2018/11/02である。つまり半年ほど前になる。デザインこそ異なるがそれとて同じ企業が作成したいくつかのパターンのうちの1つであることまで当サイトではつかんでいる。それだけにとどまらない、次に挙げるのは「ライフスタイル」である。こちらも昨年の7月に登場したヤミ金である。
どちらも闇金であり特殊詐欺を生業とした悪質な犯罪サイトであるといえる。当サイトでもこれらのサイトの危険性を問うてきたが同時に他の闇金サイトを告発するサイトでも同時期に告発記事が出ていることから相当に危険であるといえるのである。
申込をしてしまっている方は早急に処理をはじめなければ闇金業者のペースに巻き込まれてしまうので注意が必要である。
闇金業者詳細
サイト名 | ナイスライフ |
貸金業登録番号 | |
所在地 | 東京都港区赤坂3-16-5 |
電話番号 | |
担当者名 | |
手口 |
サイトの画像
皆さまからのさらなる情報提供をお願いいたします。
業者の手口は日々進化しております、被害防止にご協力願います。
特殊詐欺については最寄りの警察の生活安全課もしくはきんざい金融ホットラインに連絡をしてください。
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