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コロナが全てを変えた、否、それは潜在的にそこにあった
日本は今やアジア最大の闇金マーケットになってしまった。
昔のようにお金持ちをターゲットにした担保型の闇金ではない。
なけなしのお金を根こそぎ奪い取るような闇金だ。
貧しいものは必死に毎日を生きている。
コロナ禍で仕事がなくなり祈るような気持ちで役所に行けども生活保護の支援は断られてしまう。
やるべき仕事も無く、タツキの道は断たれアパートの家賃、携帯電話の請求書、水道、ガス、電気の薄っぺらい請求書がポストに溜まっていく。
支払いをしなければ家を追い出されマンガ喫茶のリクライニングも満足に出来ないような一番安い部屋をサービスパックを使ってレンタルし、夜な夜なバイト探しをする。
安いスーパーマーケットで半額シールが付いた300円以下の弁当を買うことが精一杯。
コロナは全てを変えてしまった。
いや、コロナの前からくすぶっていたことがコロナという正当な理由を得て全面に出てきただけなのかもしれない。
今、日本はそんな状態だ。
バイトの面接は全て落ちてしまい、来月には携帯電話の金も払えなくなる。
天気の子という映画があった。
冒頭に登場する男の子の生活はマンガの世界ではない。
本当におこっていることだ。
違う点と言えば未成年ではなく40歳を超えた人でさえも普通にその生活になってしまっていることだろう。
そんな中、暗躍するビジネスがいくつも登場している。
その最先端をひた走りしているのが後払い現金化だろう。
少し長くなるがどのようにして後払い現金化ビジネスが登場したのか背景をひもといていきたいと思う。
マチキンが借金をキャッシングにぬり替えた日
昭和の時代から闇金は存在していたしマチキンも元気だった。
彼らの違いは貸金業登録を取得しているか否かだ。
歩いて1軒1軒インターホンを押して貸付けを行うマンション金融から財産を築いた武富士の初代は先見の明があった。
無担保、保証人いらず
この飛び道具を使って一気に昇りつめた消費者金融はそれまでにあったマチキンという、うす暗いイメージを払しょくした。
ディスカッション
コメント一覧
後払いがグレーだの合法というのなら、現状の消費者金融の総量規制を撤廃したり、審査をかなり緩和させるまでは無理だと思うんですよね。。
コメントありがとうございます。たしかに抜本的に貸付けシステムを見直さないと闇金は消えないと思います。総量規制が施行された時、ソフト闇金と特殊詐欺に申込が殺到した経緯があります。これまでに利用したことがない免疫のない人が軽はずみに申込んでしまい後に、被害者が大量発生した経緯があるのです。
後払い現金化や給料ファクタリングも、闇金は嫌だけど後払い現金化とか給料ファクタリングならグレーだから大丈夫、と思って利用した結果、支払いに遅延し会社に鬼電かかってしまった挙げ句、会社から依願退職をお願いされるなどの被害に発展してます。
こうした状況は今後も増えていくと思います。
金融庁もこうした状況は把握していると思うので困窮者に対するセーフティネットを作ってほしいと思います