【闇金実話】受話器ごしに自分の勤務先に電話されました。きっかけ

闇金の嫌がらせ行為が激しさを増しております。これまでも耳をかばいたくなるような汚い言葉や耳をつんざくほど大きな声で怒鳴り散らすことは報告されておりました。
ところが少し前から被害者に恐怖を植え付けるやり方に昔の方法が復活してきていることが確認されました。

ある闇金サイトに申し込みをしてしまった被害者さんからの報告です。

業者名：押し貸し詐欺

被害内容：
どうしてもお金が必要だったので「即日融資」という言葉で検索をしたところいくつかのサイトが出てきたため申込手続きを取った。申し込み後、業者から女性の声で電話がかかる。

女性担当「お申込みありがとうございます。仮審査を通りましたので本審査をするにあたりいくつかご質問させていただきたいことがあります。まず、確認なのですがお勤め先は●●会社で間違いはありませんか？」

被害者「はい。」

WEBで申し込みをした内容を1つ1つ確認してくる女性担当者に対して特に異変は感じていなかった被害者さんなのですが、相談が段々と変調してくるにつれ不安があったと話してくれました。

女性担当「次に、緊急連絡先なのですがご親族の方を最低でも3人以上教えていただけませんか？」

被害者「はい？なんでそんなに必要なんですか？親族に電話されるんですか？」

女性担当「いえ、そういうことではなく▼▼さんに万が一のことがあった時にご連絡できる連絡先として緊急連絡先を頂いております。普段、何も無ければお電話することはありませんからご安心ください。」

被害者「はぁ。それなら。。」

ここで一般的な金融会社とは違うと感じてはいたもののマチ金とはそういうものなのだろうと思いそのまま親族3人の連絡先と勤務先を教えてしまったのである。
この時点で闇金側の仕込みは8割ほど達成してしまったといえる。
全ての情報を教えてしまうと女性担当者から、

女性担当「これで本審査にはいることができます。改めて融資担当者から審査結果をご連絡致しますので少しお待ちください。それまで、他の金融会社などにはお申込みをしないでください。もし申込をしてしまうと信用情報に出てしまうのですぐにわかります。では少しお待ちください。」

被害者「よろしくお願いします・・・・」

女性担当者の物言いがどうにも腑に落ちないと思った被害者さんはここでネットを検索している。すると、自分の申し込みしたサイトが多くのブログなどで「闇金」と書かれている事実を知る。
そこで被害者さんは掛かってきた電話番号に融資申込をキャンセルするべく折り返し連絡を試みている。しかし、そこで女性担当者は、

女性担当「いま本審査の真っ最中ですからキャンセルをするのであれば融資担当に直接伝えてください。」
と無下に電話を切られてしまったとのこと。それから待つこと30分、別の電話番号から電話がかかってくる。

融資担当「▼▼さんですか？融資担当のタナカです。本審査の決定が出ましたのでご連絡差し上げました。まず、▼▼さんですがこのままでは融資できないとの判断が下されました。他の金融会社とかで借り入れをしていることなどから信用情報が悪くなっていて融資できないと言われてしまいました。」

被害者「あっ、そのことなんですけど融資はもう結構なのでキャンセルしてもらえますか」

融資担当「はい？ちょとまってください。まず人の話は最後まで聞いてください。学校でおそわりませんでしたか？そんなんだからどこいっても借りれないんですよ。▼▼さんの場合、このままでは借りることはできませんが、当社との間で返済証明を作れば融資できるんですよ。わかりますか？融資出来るんです。」

被害者「はぁ。そうですか。返済証明って何をするんですか？借りてもいないですし・・」

融資担当「ですからこれからそれを説明するので話を最後まで聞いて下さいよ。まずですね、明日2万円をうちの口座に振込みをしてもらえますか？これは後で融資が出来たら差し引きをするので▼▼さんにとっては全くマイナスは無いので安心して下さい。」

融資担当「それで振込をすることで返済証明ができて信用情報が上書きされて融資できるようになるんですよ。あとは２，３回ほどこれを繰り返せば完全に信用情報が上書きされて即日で融資できますから。」

被害者「そうなんですね。ただもう融資とかけっこうなのでキャンセルにしてもらいたいんですが」

融資担当「え～～っと。▼▼さんキャンセルだとキャンセル費用が発生するんであまりお得ではないと思いますよ。」

被害者「キャンセル費ってまだ何も契約していないじゃないですか」

融資担当「そっちは何もしてなくてもこっちは色々と動いて▼▼さんに融資できるようにがんばってるですよ。手続きとかにお金掛かってるんでキャンセルするなら費用をすぐに払って下さい。」

被害者「そんな・・」

融資担当「で？どうするんですか？」

ここから闇金の悪質な営業がはじまることになってしまいます。

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