【借金問題と闇金被害の関係性】
ブログ開設してからたくさんの被害相談を訊いてきました。闇金被害の多くは、闇金業者と被害者間における知識量のズレであり、いかに危機管理をしっかりとするかで被害は防げるという立ち上げ当初のコンセプトに一片のブレも無いと自負をもって活動を続けてきております。
反面、続けることで分かってくることもあります。1つ1つ被害状況を丁寧に伺い見えてきたことをまとめてカテゴリー化し定期的に記事にしようと思います。
借金問題が発生する3つの危険性
闇金被害の要因を探ることで、債務問題が最悪の状態になるまでにいくつかの脱出口があることがわかってきました。
1.大手含めどこに申し込みをしても融資が通らない
2.融資先を探す検索ワードに、即日融資、無審査、審査甘い、ブラックOKを追加するようになった
3.すぐにお金が必要な状況で焦っている
相談者さんの話を訊いていると、いきなり闇金サイトに申込をしてしまう方は少数で大半の方が上記のどれかに該当していることがわかってきました。こうした背景がある方の場合、闇金に申し込みをしてしまう確率が極端に挙がっていることが判明してきたのです。
闇金業者はこうした金銭的にひっ迫している債務者の心理をよく把握しており言葉巧みにサイトに申込誘導を仕掛けてきます。
相手に情報を渡してしまうと執拗な営業行為や脅迫、恐喝行為を行ってでも個人情報をお金に換えようとあらゆる悪質行為を行ってきます。
闇金サイトに申し込みをしてしまう前に今一度、状況を考えて借金問題から脱出する糸口を見つけましょう。闇金サイトに申し込みをしそうになる誘惑を抑えて自身の状況を把握することに力を使ってみてください。
融資が通らない原因を探る
闇金被害者さんの大半は、大手の消費者金融やクレジットカード会社のキャッシング枠に審査依頼をした結果NGになってしまった経験を持ち、約半数の方がその原因がよくわからないと回答されていることが解析でわかってきました。つまり、
「原因はわからないけれども大手で融資が通らないので審査が甘いあまり有名じゃない金融会社ならお金が借りられるかもしれない」
という思考に至るわけです。
これが闇金被害に遭う第一歩であると言えます。
大手で審査が通らず、ハッキリとした理由がわからないという方はまず審査が通らない原因を探すことを始めてみてください。
審査が通らないと考えられる原因をいくつか挙げてみます。
・債務整理をしてから4年以下である
・クレジットカードで返済遅延をおこしている
・消費者金融の返済が遅れている
・携帯電話料金の未払いがある
・年収の1/3近い借り入れがある
相談者さんのNG情報をまとめるとこのあたりが融資NGになっている原因ではないかと思われます。
また相談者さんの中には債務整理をしてからの年数や借り入れの総額などを把握されていない方も多く、結果としてなぜ借りれが出来ないかわからないという結論になる場合も多いようです。
審査に通らないことを焦って安易な検索ワードを入れた先に闇金サイトが罠をかまえていて被害が発生してしまうというのが闇金被害のメインルートであるとわかってきたのです。
安易なワードで検索しない
闇金サイトは大手で断られた融資希望者をターゲットにしていることもわかってきました。
彼らは、
大手で借り入れが出来ないことを理解して自分たちのサイトに申し込みをしてきた顧客は他で借りられないと錯覚しているため自分たちのいいなりになる確率が高い=詐欺に引っ掛かる成功率が高い
ことを知っているのです。ターゲットを明確に絞りこみ彼らにとって売上の上がりやすいユーザーの申込誘導のため、キーワードを並べて網を張っているのです。
そういたキーワードに引っかからないようにするために少し知識を詰め込みましょう。
消費者金融はリスクを承知で無担保、無保証で貸付を行う職業です。未回収リスクを最大限回避するために行っているのが「審査」であり、信用情報機関への情報問合せなのです。このため、無審査などということはあり得ないのです。
闇金業者が好み、焦っている相談者さんが検索してしまいがちな検索ワードを紹介します
・ブラック
・無審査
・審査甘い
・独自審査
・即日融資
・当日融資
・おまとめ
・無職OK
・来店不要
消費者金融業界をしっかり把握する
大手キャッシング会社が通らない、クレジットカードが作れないなど予期せぬ結果に焦って安易なキーワードで借り入れ先を探すことは大変に危険であると言わざるを得ません。
総量規制が施行されグレーゾーン金利が撤廃されたことにより消費者金融会社が壊滅的なダメージを負ってしまいました。
過払い金の返還請求なども相まって最大手ともいわれていた武富士は倒産し、他の大手消費者金融も軒並み銀行の傘下に入ることでなんとか倒産を免れたというほどです。
中堅会社は事業を縮小せざる負えなくなり、海外に活路を見出した金融会社もあったほどです。
いまでも復活の兆しなどは微塵も無く、消費者金融業界は以前、氷河期と言えるのです。そのような業界ですから新しいまっとうな金融会社が雨後のタケノコのように増えることはありません。
もし常に新規サイトが1~2週間単位で出てくるようなサイトがあればそれは闇金サイトと疑っても良いと断言できるのです。
現況がそうなのですからネットでしかみたことが無い金融サイトに活路を求めるのがいかに危険かを理解し知識として蓄えてください。そして少しだけモノの見方を変えてみましょう。
借金問題は自身の問題
借り入れが出来ない原因を探ることで意外なことに気づくケースがが増えております。
具体的には信用情報機関から自分の情報を取り寄せることで自身でも気付かなかった問題が見えてくることが多いことがわかったのです。
現在、信用情報機関は3つに大別出来ます。
・JICC
・CIC
・全銀協
いずれも自分で手続きを取ることが可能ですから手間を惜しまずにご自身の信用情報を取り寄せてみてください。消費者金融や銀行、クレジットカード会社が確認しているのと同じ情報をみることでご自身も気づかなかったような債務がみつかるなどすれば借り入れNGになる原因が判明します。
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