闇金をステマ宣伝するサイトに注意
3月に入り闇金業者が大量の新規サイトを作成し広告展開を行っております。分かっているだけでも15サイト以上ですから一括申し込みサイトや電話営業型も計算に入れると少なくとも30サイトは名前を変えて詐欺行為を行っている業者が暗躍していると思われます。
こうした闇金業者の派手な展開に合わせて広告収益目的のアフィリエイターサイトも増えてきておりますので騙されないように危険告知を行いたいと思います。
Table of Contents
・闇金と知りつつ紹介する悪質アフィリエイター
いまに始まったことではありませんが無料相談を受けていると、書かれている情報を鵜呑みにし被害に遭われてしまった方がとても多いことがわかります。ここ最近の傾向として悪徳アフィリエイターが行っているのは違法業者と知りつつ宣伝をしていることです。
例)
・闇金だけどもソフト闇金だから返済だけしっかりすれば安心だ
・他で貸してくれなくてもここだけは貸してくれます、但し違法なので認識して利用して下さい
・優良闇金比較
共通していえることは宣伝をしているサイト管理者が闇金、出資法違反のサイト、犯罪サイトを理解している点にあります。以前から当サイトで何度も繰り返し伝えておりますが犯罪サイトと分かっていながら宣伝をすれば、犯罪教唆、犯罪ほう助罪に抵触する可能性があります。つまり、犯罪と分かっていながら付き合えば、その人物も犯罪者に加担したとして罪に問われるということなのです。
・被害者のようにふるまって書き込み
雨後のたけのこのように登場する悪徳アフィリエイターサイトですが無料のブログサイトなどを使っているためブログスタンドを提供しているISP会社の定期的なネットサーフィンにより、自社のサービスを使っているサイト管理者が定めた利用規約に抵触していることが分かった時点でアカウント削除や利用凍結などの手続きがなされます。このことはサイト管理をしている悪徳アフィリエイターも知っているので複数のアカウントを取得し常にサイトを作り続け削除されても売上が下がらないような運営方法を取っています。
そして悪徳アフィリエイターはどのようにして作って間も無いサイトにアクセスを集めているのでしょうか?
この手法についても概ね分かってきました。
まず彼らはパソコンやスマホを使ってユニークIDと無料のフリーアドレスを取得して無料ブログで新規アカウントを取得します。これで宣伝するためのブログを確保しました。
次に、バックアップしていたサイトデザインをそのまま使いまわし、出来あがったサイトの中に収益がもらえる闇金業者の宣伝用リンクを貼りつけ記事を書きます。この記事がクセモノなのです。
以前は闇金は犯罪だ!と言っておきながら自らが闇金を宣伝するのが主流でした。しかし現在は、闇金と最初から断って宣伝するような流れに変わりました。これには2つの理由があると当サイトでは分析しております。
1. 世間が闇金に対して免疫が出来ておりサイト上ですぐにバレるウソをつくと思わぬ攻撃をくらうため。例えば正規業者が闇金業者を宣伝するページに広告を張らないよう広告代理店に徹底したため、第三者が大手業者や広告代理店にサイト報告をし、アカウント停止になってしまうなど。
2. 闇金業者と付き合う代理店から騙して入ってきたユーザーは質が悪いので闇金と理解したユーザーを流し込んでくれと言われ魅せ方を変えた。
闇金業者は広告宣伝が集客のカナメです。常に少しでも自分たちにとって都合の良いお客さんが欲しいと願っているわけです。広告費を無駄にすることを何より嫌っていますから時に無理難題も平気で言うのでしょう。広告代理店とメディアも予算が欲しいので相手のわがままに付き合わなければならないのが実情ではないでしょうか。
しかしやっていることは犯罪グループへの犯罪加担ですから罪に問われる行為です。
話が逸れてしまいましたが、こうした背景をもとに悪徳アフィリエイターは犯罪を助長させるサイトを作りアクセス集めを開始します。この時に使うのが掲示板等への書き込みです。
悪徳アフィリエイターはお金のためにサイトを運営しておりますので自分たちは詐欺とは関係ないと善意の第三者を気取りお金に困っているユーザーが見ていそうなサイトを見つけては書き込みをしてアクセスをもらおうとしてきます。被害者を装った書き込みをしたり、闇金だけどソフトだから安心ですと論理のすり替えをしたり、どうすれば共感を得られるかを考えて文章を作ります。実際に当サイトに届いた悪徳アフィリエイターの投稿記事を下記します。
投稿者;匿名
メールアドレス:infotana321@gmail.com
IPアドレス:106.154.112.192
本文:私はソフト闇金をオススメします。
なぜオススメするか、一言でいうと“安心”だからです。
数々の闇金・ソフト闇金・個人間で融資を受けてきたからこそ
オススメ出来る優良なソフト闇金・ソフト闇金のランキングもご紹介しています。私だけでなく、闇金を利用した体験談もご紹介しています。
今、闇金・個人間で融資を受けている方、これから融資を受けようとしている方に
是非参考にしていただけたらと思います。yamikin1.blog.fc2.com/
このURLは現在、fc2社の迅速な処理によりアカウント凍結状態になっております。しかし投稿された時にはしっかりと闇金業者一覧があり、闇金と知りながらも安心して紹介出来るなど偏ったヤラセ記事が紙面を踊っておりました。そして別の日には闇金の被害者を語るような投稿もしてきたのです。
投稿者;戸田
メールアドレス:mikan.toda@gamail.com
IPアドレス:106.154.114.97
本文:私も、闇金の被害にあってきました。
電話を出なかった、直ぐに折り返しの電話がなかった。
ただそれだけで会社に電話をかけてきたり、嫌がらせの出前が大量に届き
クビになり、仕事を失いました。
押し貸しも酷く、色々な理由をつけては、なかなか完済もさせてくれず
高い利息を払うために、個人間融資を申し込み借入をしたがこれも結局は闇金だった。
今、闇金や個人間で借入をしている人、これから借入をしようとしている人に
参考にしてもらいたいと思いブログを立ち上げました。
私だけでなく、他の方の被害報告もアップしていきます。また、普通の金融サイト(アコムさんなど)優良な金融業者のご紹介もしています。
借入するなら、優良なところで借入して下さい。
ここや、私のブログを見て、悪徳な金融業者の被害が減ってくればと思っています。
yamikin1.blog.fc2.com/
この投稿は闇金であることを隠して誘導しておりますが実際にリンクされていたページは先の闇金紹介サイトと同じでページ内には多くの闇金業者が紹介されておりました。そして正規のキャッシング業者等は名前こそあるもののアフィリエイトリンクではなく、たんに名前が記載されているだけでした。これも正規業者からすると許可していないサイトが勝手に商標登録である名前を勝手使用していることになると解釈出来るでしょう。
そして独自ドメインを取得して堂々と闇金を紹介しているサイトも存在します。
URL:http://yamikin.ueuo.com/
このサイトの下部にはこんなコメントすら添えられておりました。
「相手は闇金ですが、人対人のつきあいです。最低限のルールさえ守ればある程度の融通は利かせてもらえると思います。」
なんとかしてもらえるかもしれない。と思わせる巧妙な言い回しであると言えます。こんな書かれた方をされれば、
「闇金も人の子だから困った私を助けてくれるかもしれない」
と思う人もいるのではないでしょうか?大きな間違いです。ソフト闇金業者の追い込みは半端ではなく嫌がらせ電話を会社や親族にかけられ会社をクビになってしまったり、親族から絶縁されたケースなど山ほどあります。そして毎日、当サイトにもソフト闇金による被害者から常軌を逸した業者の悪辣行為が報告されているのです。
忘れないでください。
闇金は犯罪です。
・犯罪組織を助ければ自分も犯罪者
悪徳アフィリエイターが闇金を正当化するような発言をしても信じてはいけません。上手な文章に騙された先に待っているのは、執拗な取り立て電話や、犯罪者にかかわったとして警察主導による銀行口座凍結など社会生活に影響を与えるような厳しい現実です。
ソフト闇金を救世主のように紹介するサイト等が人気を得ているようですが相手は犯罪組織にお客を送りこむことで利益を得ているアフィリエイターなのです。お金の為なら何をしてもよいという風潮はこと闇金業界においては終焉を迎えています。
道具屋の摘発を本格的にしている警察にとって、犯罪の実行犯である闇金が隠れるのであればそれを助ける道具屋を取り締まり犯罪率の低下を達成するという行為は最終的に闇金撲滅につながると考えることに整合性を欠く要員はありません。
そして一昨年のレンタル携帯電話業者の摘発、昨年の銀行口座買い取り業者の摘発、年末から今年にかけて、受け子が隠れ蓑にしている悪徳バイク便業者の摘発に合わせて闇金広告の取り扱いをしている広告代理店もひっそりではありますがガサ入れされているのです。
まさか闇金とは知らなかった!という言い訳はもはや通じません。広告代理店はバツが悪くなると自分たちは仲介をしただけだ!と逃げ口上をうってきます。そして悪いのは宣伝したメディアと正規業者のようにふるまって自分たちを騙した闇金グループだ!と責任転嫁してきます。
広告配信スタンドを抑えることで警察は闇金広告を張っているメディアの名前、URL、銀行の振込名義人を知ることができます。いくら匿名で飛ばしの連絡先で登録しても銀行口座であかの他人の口座に振り込みをさせることは考えづらいですから、警察は簡単にメディアにたどり着くことが出来るのです。
当サイトはメディアに問いたい。
闇金と分かっていて捕まるリスクもあるような行為をなぜつづけるのか?
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません