【債務整理と闇金問題の関連性】

債務整理と闇金被害解決は別問題

追記:2017年になりこの債務整理と闇金問題がさらに深刻化してきております。基本的に闇金はお金の問題ではなく業者との関係を断ち切ることがメインになります。つまり交渉術になるのです。債務整理が書類による作業とすれば闇金は交渉術になるため全くその仕事の性質が異なります。

 

一時の勢いは無くなりましたたが司法書士事務所、弁護士事務所がこぞって広告合戦を展開した債務整理問題。大手消費社金融の屋台骨が揺らいだほどの出来事だけに記憶に新しい方も多いと思います。

 

当サイトはスタート時、闇金問題と債務整理問題は全く別次元の問題であるとのスタンスから債務整理問題には触れてきませんでした。しかしここにきて債務整理と闇金問題はある角度から見れば関係性があることが分かってきました。
そこで今回は債務整理と闇金問題の関連性について当サイトの見解を述べてみます。

債務整理→闇金被害

闇金被害者さんからの相談で冒頭に訊くことが多いフレーズがあります。
「わたし、●年前に自己破産してるんですけど、・・・・・・・・」
債務整理とは総称で実際には4種類の方法があります。

・過払い金
・任意整理
・自己破産
・個人再生

よく耳に聞くのは過払い金ではないでしょうか?これは皆さんご存じのように払い過ぎた金利を返金してもらうことです。

 

借りたら返すという非常にシンプルな消費者金融システムにおいて、返済したお金が戻ってくる!という表現は大変にインパクトが強くあっという間に社会現象になりました。

 

グレーゾーン金利問題が最高裁判までもつれこみ、消費者金融側が敗訴してしまったことに端を発したこのブームはいまでも下火になったとはいえ決して消えてはおりません。

 

さて本題に入ります。
ここ最近のヒアリングから債務整理者さんが闇金トラブルに遭ってしまう率が予想以上に多いということです。こまかく整理してみると納得の理由がありました。

収入と支出のバランスに問題アリ

 

収入が支出よりも多ければ生活環境下において人は借金をしません。なんらかしらの要因によってそのバランスが崩れてしまったことにより借金をして穴埋めをするというのが消費者金融を利用する大きな理由です。
しかし銀行などに比べ高金利であるが故、返済が困難になってしまう状況を考慮して国は総称して債務整理の制度を設けております。
この制度は、

 

「デメリットもありますが、そのリスクを払えば借財の縮小を認めるので生活を改善して下さい」

 

ということを目的としている制度です。ところがこの制度を使って借財を縮小しても収入よりも支出が多いという状態が改善されない方が出始めているのです。

 

支出>収入

 

この状態が慢性化しているため債務整理を行ってもまたすぐにお金が足らなくなる状態になってしまうわけです。

 

ところが一度、債務整理をしているため金融機関では融資がおりません。

 

銀行、クレジットカードなども同様で信用情報機関に債務整理情報が記載されていることからどこへ行っても審査が下りないのです。

 

そのため支払いができなくなり他でも遅延が発生してしまうことが予想出来るわけです。

なんとかして未払いを回避するため考えた結果、

 

「ネット専業のキャッシング会社や大手以外のところならば独自審査で貸付してもらえるのではないか?」

 

という発想にいたり、冒頭に述べたようなキーワードを追加してキャッシング会社を探すような行動になってしまうようなのです。

 

その結果、闇金サイトに申込をして被害が発生してしまうという悪循環が生まれていることがわかりました。

債務整理を考えている方へ

債務整理は決してデメリットやマイナスだけが目立つ制度ではありません。生活を改善させる起爆剤として有効に活用できる手段の1つであることに変わりは無いのです。

 

しかし、その使い方を間違ってしまうと生活が改善されるどころかさらに悪化してしまうことを知っていただきたいのです。

 

多重債務に陥ってしまい生活をどうやって立て直すかについて具体的な妙案も浮かばす、日々途方にくれてしまい、結果として債務整理という選択を選ぶという方が多いのは事実です。

 

そのこと自体は否定されるべきことではありません。ただ、ほんの少しだけ債務整理後の生活に対して目を向けておくことを忘れないで欲しいのです。

 

「何を考えればよいかわからない」

 

そんな方も大勢いらっしゃいました。そんな時は債務整理問題を取り扱っている士業事務所の無料相談を活用してみてください。

 

債務整理を取り扱っている士業事務所では相談者さんと同じようなケースをたくさん経験しております。
従って、どのタイミングで何をすればよいか?を的確にアドバイスしてくれます。

 

2022年になっても債務整理の依頼者数は増え続けていることがわかりました。繰り返しますが債務整理とは合法的なキャッシングに関する金額であり、闇金の借金は債務整理に含まれません。

 

言い換えると、闇金の借金は債務整理後も残ります。闇金問題に関してはきんざい金融ホットラインなどが相談にのってくれます。

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